私は今は一般の会社員なのであまり縁が無い話ですが、将来は独立して起業したいと考えています。その為の勉強として聞いておきたい事があるのですが…。
良く事業資金の調達として『手形を担保にお金を借りる』って言うじゃないですか？手形についてもあまり詳しく知らないのですが、手形を担保にして融資を受けるっていうのは、具体的にどんな状態なのでしょうか？お金を借りている状態というのはさすがに分かってはいますが、それ以上の事が分かっていないというか…起業を目指しているのに無知ですみません…。
今はこれでも良いかもしれませんが、将来会社を創るならやっぱり融資に関する知識は必要ですよね？未来に備える為に、皆さんのお知恵を何卒貸して下さい！
簡単に言えば支払日を約束してお金を借りる事です
まあ確かに、普通に仕事をしていると手形どころか担保を利用した融資も積極的に利用する機会は少ないかもね。担保という意味で言えば買い物ローンも担保を使った融資だけど、こちらはあまり意識しないよね？手形を使う融資を利用しなくても小規模な会社なら十分だろうし。
でも一応説明しておくとしたら、『約束した日にお金を支払う手形を渡す事でお金を融通してもらう』って事が多いね。手形にも色々種類はあるのだけど、多くの場合はこのような使い方をされているよ。これだけでも分かりにくいかもしれないから、もうちょっとだけ掘り下げていこう。
まず手形というのは、銀行が発行する事になる。そしてその手形を持っている人に約束した日にその額を支払うという事だから、これを担保にするという事は確実にお金が回収できる融資という事になる。つまりは支払う事を約束しつつそれが確定している…という事だけど、その日までにお金をしっかり用意して手形の価値の分だけ払えない場合、不渡りという状態になる。
この不渡りという状態になってしまった場合、最悪会社を倒産にまで追い込まれる事になる。だからこの手形を利用した融資というのは借りやすく契約しやすいけれども、執行力が高い為に結局は返済の義務がより強固となる…というわけだ。手形を発行するのもある程度会社の信頼が必要な場合があるし、最初のうちはそこまで気にしなくても良い方法かもね。
まあややこしいのは間違いないけど、自営業の人が使っている事も多いから、その分ポピュラーな融資の利用方法と言えるね。将来に役立つかもしれないから、もっと詳しい内容を調べてみる価値はあるだろう。
手形があるのならそれを担保に借りることができます
資金繰りで困っているときには、融資を受けてやりくりしなければならないのですが、このときには色々な方法で融資を受けることができます。ただ、最近では銀行があまり積極的に貸し付けてくれませんから、資金繰りに困ることもあるでしょう。そのために、金利の高いキャッシングなどでやりくりをしている経営者もいらっしゃるようですが、手形を持っているのならもっと有利な条件で借りることもできます。
その方法が手形割引というものです。具体的には手形というのは、期日が到来すれば現金化することができるのですが、それまでに現金化できないというのは少し不便でしょう。実際のところ、すぐにでも現金化したい場合が多いのですが、取引先の事情ですぐに現金化できない場合もあります。
手形は、いずれ現金化できると言うことですから資産としての価値を持っています。これを担保にして融資を受けることができるのです。銀行などの金融機関でこのようなサービスを利用することができます。期日がくれば、そのときには現金化することができるわけですから、期日まで融資を受けるという形になるのです。
期日までは融資を受けることになるわけですから、それまでの期間に発生する利息については支払わなければならないでしょう。この分が最初に引かれることになります。例えば、額面が100万円の場合、利息として5万円引かれれば、95万円を受け取ることができるというように融資が行われるのです。
最初に利息分を割り引かれていますから、期日が来たときには改めて利息を支払う必要はありません。つまり手続きとしては最初に現金化するときだけで良いという利便性もあります。手形を最初に売ってしまうというようにも考えられます。メインバンクとして取引をしている銀行に相談をしてみれば、応じてくれることは多いでしょう。
取引銀行が応じてくれない場合には、手形を担保とした融資を専門的に行っている貸金業者を利用するのも良い方法だと考えられます。ただし、貸金業者の場合には利息が高い場合もありますから、金利をきちんと計算して妥当かどうかを判断した上で利用するようにしましょう。
